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優しい人のリュウタ目線バージョンです。文です。

この先要注意です。
ボーイズでラブってる感じです。
つまりはホモワールド。
全開・・・ってわけじゃないけど、半開き・・・くらい?
ボーイズビーハンビシャス!ってことです。

何度も言いますが、この先要注意!
・ボーイズでラブ?キモーイ
・ホモ?キモーイ
って人は今すぐクリア連打だだだ!


答えは聞かないでください。

亀ちゃんがまた知らない女の人の話をしてる。
嫌だ。
また女の人の所に行っちゃうんだ。
嫌だ。行かないで。
僕だけを、見ていてよ。


ガシャーン!


僕は持っていたコーヒーカップを床に叩きつけた。


亀ちゃんが驚いた顔で僕を見ている。
違う。
そんな顔じゃない。


僕はまた別のカップを割ろうとしたけど、

「止めなさい、リュウタ!」

って言いながら、亀ちゃんが素早く僕の手を掴んで、カップを離してしまった。


違う。
そんな声じゃない。
僕は亀ちゃんを蹴ったり叩いたりした。
亀ちゃんは困った顔をしていた。


なんで。
なんで分かってくれないの。
そんな顔じゃないのに。
僕が見たいのは。
そんな声じゃないのに。
僕が聞きたいのは。
なんで他の人の所に行っちゃうの。
なんで―――


すると急にモモタロスが立ち上がって、僕の腕を掴んで食堂車の外に連れて行かれた。
怒られるんだ・・・。

「なにしてんだよ。」

「・・・・・・・・・」

僕が何も言わずに下を向いていると、モモタロスの手が上に上がった。
殴られる・・・!
僕はビクッと体を縮めた。


でもモモタロスの手は僕を殴ることなく、ただポンと頭に置いて、わしゃわしゃと撫でた。
殴られるものだと思っていたのに、驚いて顔を上げた。


そこには、いつもからは想像できないくらい、優しい顔をしたモモタロスがいた。

「・・・どうしたんだよ。何か、理由があったんだろ?」

優しい声に、僕はまた驚いた。

「え・・・。」

「お前、ガキだけど理由も無しに暴れたりしねぇだろ。」

この人は、分かってくれるんだなぁと思うと、涙が出てきた。

「何かあったんなら、ちゃんと言えよ。聞いてやるから。」

「モモタロス・・・ッ」

僕は思わずモモタロスの胸に飛び込んで泣いた。
声を出したら、亀ちゃん亀ちゃんと叫んでしまいそうだから、口を噛み締めて泣いた。


優しい顔。
優しい声。
優しい言葉。
優しい仕草。

僕は、この人を好きになれればいいのに、と思った。

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